- 2011/11/16
日立加湿器 SVF-H55D 交換用フィルターにコロナ製フィルターが使えます
日立の加湿器SVF-H55Dの加湿器フィルターをお探しの方へ。 すでに、日立純正加湿器フィルター(SV-H8)は……
筆者宅にあるキッチン水栓はJF-20というLIXIL(旧INAX)製の浄水カートリッジを使用したもの。今回、Yahoo!ショッピング・PayPayモールの特典内容が変更される前に少しでも節約しようと思って駆け込み購入したLIXIL 浄水カートリッジがこともあろうかほぼ確実に粗悪品(偽物)ぽいことが発覚。ということで、店舗に偽物と認めさせるために正規店で商品を購入したり、正規品を購入した方から商品を購入したりして粗悪品(偽物)との比較を実施。その結果たどり着い正規品と粗悪品(偽物)を見分ける方法をみなさまに共有したいと思います。是非、参考にしていただければと思います。また、今回の真贋確認の際にLIXILお客様センターの担当者からご教授いただいたこともあわせて共有します。
以下の点に関して理解した上で記載している情報をこ活用ください。
あと、もしここに記載している内容に関して疑問点があれば筆者(私)に質問せずご自身で調べてください。加えて、粗悪品(偽物)をつかまされてどうしてよいかお困りの場合は、筆者にではなく消費生活センター(下記)にご相談下さい。
これがYahoo!ショッピングに出店している店舗(ハローピースショップ)から購入した粗悪品(偽物)の疑いがある浄水カートリッジです。送料を抑えるために箱から出して発送します、まではなんとなく違和感を覚えませんでした。ただ、商品を購入した場合に添付されているはずの納品書もない、なんとなく雑然と梱包されているのも少し気になりました。
ここは、手元に残っていた正規品(2017年製造)と、正規品として送られてきたものと、ググって調べた画像を見比べてとなります。たどり着いたのが以下の3点です。
正規品を購入した経験がある方はわかると思います。あるものが含まれていません。それは緩衝材です。これはすぐにわかるのですが、最近の商品でも付属しているのかが判断できず決定打にはなりません。
※ 実際には正規品を使用して撮影(返品済みのため撮影できませんでした)
ロット番号が印刷されているのにどうしてと思う方がいらっしゃると思います。でも、今は2022年です。普通に考えると2021年に製造されたロットの商品が正規の流通経路を経て手元に来るのはおかしいです。でも、これも不良在庫品とでも言い逃れができるので決定打にはなりません。
この写真をぱっと見た感じはなにも違和感を感じないと思います。でも、よく見るとどこかが変なのです。それは、箱の右下にあるカートリッジの再購入の案内の記載内容です。
外箱(J-20-T)の方は電話番号を案内、内箱(JF-20)の方はインターネットサイトを案内しています。普通に考えても案内先が異なるのは不自然です。
これで、外箱と内箱が別々に用意されていて組み合わせて出荷されたもの、正規の流通経路を経て届いたものではないことが確実になりました。
筆者はここでこれは正規品ではないと断定し、購入した店舗と交渉し始めました。
手元にあるものが2017年のものということで厳密には比較できませんがと参考までに比較した写真を掲載します。結論からですが、全く違いがわかりません。そのくらい精巧にできています。
調べた書き込みにはフォントが微妙に異なるというものがありました。しかし、写真を見てもらえばわかるとおり、筆者には全く違いがわかりません。
こちらも、箱に印字されているフォントの差分は見受けられませんでした。ただ、シリアル番号のフォントは少し異なる感じがします。今更ですが、正規品は刻印印字で、粗悪品(偽物)はトナー印刷です。また、フォントの字体と大きさが異なっています。すみません、手元に現品(偽物)がないため憶測になります。(別の方からコメントあり、ルーペで見ても凹凸のない印刷方法、トナー印刷だったとのことです。)
こちらも、箱に印字されているフォントの差分は見受けられませんでした。
こちらも、箱に印字されているフォントの差分は見受けられませんでした。ハッチングのところにモアレが見えるという書き込みもありましたがそんな風には見えません。
これをみてどちらがといわれても言うぐらいまったくわかりません。参考までに、上段が粗悪品(偽物)、下段が正規品です。
これをみてどちらがといわれても言うぐらいまったくわかりません。参考までに、左が粗悪品(偽物)、右が正規品です。(おそらくです、、)
これをみてどちらがといわれても言うぐらいまったくわかりません。どちらだったかな~状態です。
ここまでの写真を見て、おわかりになったかと思います。普通に見ると正規品と粗悪品(偽物)との区別がつきません。ですので、店舗との返品交渉は難航しました。
お待たせしました。では、どのようにして JF-20 浄水カートリッジを見分けたのをお教えします。みなさまのご自宅にもあると思う道具、これです!
人が見えないあるもの、質量、を可視化してくれる道具、キッチンスケールです。
浄水カートリッジは工業製品、ですので同じ材料を使用し自動化された生産ラインでつくり、基準を満たしたものだけが出荷されるはずなので質量の差分はほとんどないはず。ということは正規品ならば正規品と同じ質量。ここにたどり着くまでに考えること数時間。もう泣き寝入りかと諦めかけたときにひらめいたのがこの方法です。
ということで、この道具を使って質量を測定した結果は以下の通りです。
32gです。
こちらも32gです。
これは35gです。違いすぎる。こんなばらつきのあるのは検査して出荷されたものとは考えられません。で、次はお楽しみの正規品です。
ビンゴっ! やったーこれで交渉できる!そのくらい質量が違います。で、測定値は秘密です。ご自身で正規品を購入してその目で確かめてください。ネットに正規品は何gと書かれていたでは店舗と交渉できません。正規に購入したものが何g、あなたの店舗から購入したものは何g、どうしてこんなに質量が違うの?という事実をもとにないとということです。
あと、ちょっとだけお教えします。 2017年製(サンプル1)、2021年製(サンプル3)、2022年製(サンプル3)を使用し質量を測定しましたがどれも粗悪品(偽物)ほど重くありません。また、誤差も数gです。
ということですので、返品するときには正規品を誤って返送しないように質量を測定し選別して返送しました(笑)
粗悪品(偽物)の疑いが濃厚で使用を控えたい、返品・返金交渉のため正規品(LIXILのOEM品)を購入されたい場合は、こちらからご購入ください。
ご存じの通り、LIXILは直販にしてしまったため販売店経由での正規品の購入はできなくなりました。
ここでは、タカラスタンダードがLIXILからOEM提供を受けている浄水カートリッジを購入できます。
書き込みを見るとすでに利用可能なことを把握して購入されている方がいらっしゃるようでした。
参考までに、メーカ間の浄水カートリッジ互換関係についてはここに書かれいます。
(JF-20-Tが必要な場合はSF-T20、JF-21-Tが必要な場合はSF-T21を購入すれば良い。)
これが2022年10月にコジマ PayPayモール店で購入したJF-20-T 浄水カートリッジです。
見ての通りです。ロット番号は見づらいですが22で始まる2022年製です。また、外箱のデザインも見直されたものになっています。これが正規店で購入した場合に普通に送られてくるものです。
加えて、筆者が正規店で購入した浄水カートリッジ、正規品を購入した方から譲っていただいた浄水カートリッジがどういうものかをまとめたページを用意してみました。お手元にあるものが粗悪品(偽物)なのかどうかを見極めたいときの参考にしていただければと思います。
偽物 JF-20 浄水カートリッジの見分け方に関してまとめると以下の通りです。
LIXILの公式サイトで案内しているとおりです。
この記事に書かれている情報は、2022年10月現在のものです。悪い人たちは日々対策をするのですぐに使えなくかもしれません。予めご了承ください。
あと、もしこの記事を読み役に立ったとのことであれば、コメントを残していただければと思います。筆者のモチベーション維持・向上につながるだけでなく、きっと、同じ境遇の方が検索したときすぐに見つけることができるようになると思います。
加えて、LIXILお客様センターの担当の方には無理を言っていろいろ教えていただきました。ありがとうございました。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。