コンパクト形蛍光ランプをLEDランプに交換したい！ランプだけ交換できる？照明器具ごと交換？の判別方法、自分でLEDランプに交換する方法

コンパクト形蛍光灯が暗くなってきたけどそろそろ蛍光ランプの取り換えの時期かな、どうせならLEDランプに交換しようかな、でもいま使っている照明器具でLEDランプが使えるかどうか心配ではないでしょうか。ということでLEDランプに交換するだけで済むのか照明器具ごと交換しないといけないのか判別する方法を紹介したいと思います。加えて、LEDランプだけ交換できる器具の場合、自分でLEDランプに交換する方法を紹介したいと思います。是非参考にしてもらえると幸いです。

蛍光ランプの製造（輸出入を含む）は2027年末で禁止となります

これ、蛍光ランプが製造中止になることご存じですか。あと数年したら蛍光ランプは製造中止はなるためここ数年の間にLEDランプ（LEDランプに対応した照明器具への交換を含む）が必要となります。今、このページをご覧になっている方は2027年という期限を踏まえ、蛍光ランプを継続利用するか、もしくはLEDランプに置き換えるか判断されるとよいです。参考までに、Panasonic社のホームページに背景が書かれていました。

2023年に行われた「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」において、蛍光灯の製造と輸出入が2027年末までに禁止になることが決定されました。蛍光ランプには微量ながら水銀が含まれるため、今後は新しい蛍光灯や安定器の入手はもちろん、修理もできなくなります。

これから2027年に近づくにつれて、蛍光灯はさらなる値上げと品不足が予想されるため、早めのLED照明導入をおすすめします。

Panasonic社 蛍光灯の2027年問題って？ 製造中止や生産終了の状況について より引用

ランプだけ交換？照明器具ごと交換？の判別方法

ランプだけ交換？照明器具ごと交換？の判別は、照明器具が採用している点灯方式と現在利用しているコンパクト形蛍光ランプの種類から行います。

照明器具が採用している点灯方式

今お使いの照明器具が採用している点灯方式がグロースターター形の場合は、今お使いの照明器具を使用してLEDランプに変更できます。ただし、今お使いの照明器具にコンパクト形蛍光ランプの型番に相応するLEDランプを取り付ける場合は、購入したLEDランプの商品説明やLEDランプに同梱されている取扱説明書に書かれている通りグロー球を取り外したり、専用のグロー球（ダミーグロー球）を取り付たりする必要があります。

そして、今お使いの照明器具が採用している点灯方式がインバーター形とラビット形の場合は、これらの点灯方式に対応する特殊なLEDランプを用意できる場合は、今お使いの照明器具を使用してLEDランプに変更できます。

インバーター形とラビット形にも対応できる特殊LEDランプについてはこのあとの現在利用しているコンパクト形蛍光ランプの種類のところで説明します。

現在利用しているコンパクト形蛍光ランプの種類

今お使いの照明器具が採用している点灯方式がインバーター形とラビット形の場合は今お使いのコンパクト形蛍光ランプがどのタイプを確認してください。具体的には、お使いのFPLタイプかどうかを確認します。

もし、お使いの蛍光ランプがFPLタイプだった場合はLEDランプだけでの交換ができます。しかし、お使いの蛍光ランプがFPLタイプでなかった場合は、新しい照明器具へ交換をすることを検討してください。

参考までにFPLタイプのコンパクト型蛍光ランプの外観はこんな感じです。

また、手元にある蛍光ランプで確認する場合は、蛍光ランプの端子部分に貼り付けられているシールに書かれている品番を確認しましょう。

どうしてFPLタイプのコンパクト形蛍光ランプかどうか確認するのか

どうしてFPLタイプのコンパクト蛍光ランプかどうかを確認するのか疑問を持ちませんか。インターネットで検索すると今お使いのコンパクト形蛍光ランプと同じ形をしたコンパクト蛍光灯形LEDランプがありますから。

実は、コンパクト蛍光灯形LEDランプには2種類のタイプがあるためです。

具体的には、電気工事不要型　と　電気工事必要型　の2種類です。

まず、工事不要型はその名の通り電気工事を必要としないものです。具体的には照明器具内にあるインバーター回路が残っていても使用できるLEDランプです。2024年9月現在、コンパクト蛍光ランプ中で電気工事不要型が存在するのは、FPLタイプだけなのです。

そして、工事必要型はその名の通り電気工事を必要とするものです。具体的に工事内容は、照明器具内にあるインバーター回路を迂回してLEDランプに直接電力を供給する方法で利用するLEDランプです。くらしのマーケットのような代行サービスで電気工事をしてもらえそうか調べて見たところ、個人相手はしていなさそう、また業者相手でも2本で1万円ぐらいが価格の相場の様です。電気工事必要型の場合は、手間暇を考えると今お使いの照明器具を買い換えるかたちでLED化した方が無難なのです。

工事不要なFPLタイプのLEDランプはどれ？

筆者が調べた限り、FPLタイプのLEDランプはエコデバイス社が製造しているLED FPLランプだけです。こちらは13形から55形まで、昼白色と電球色の2種類の品揃えがあります。これでしたら、お使いの蛍光ランプの形にあわせて最適なものを選べます。商品ラインナップはメーカーのページをご覧ください。

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参考までに、筆者宅の照明器具は13形です。ですので、13形の電球色のものを購入しました。

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また、同じ13形で昼光色タイプはこちらです。

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LEDランプへの交換方法

交換作業に必要なもの

コンパクト形蛍光ランプをLED FPLランプに交換する場合に必要なものは以下です。

• LED FPLランプ本体
• ドライバー ※玄関灯のように蛍光ランプがカバーで覆われている場合

筆者宅は玄関灯(パナソニック HWC6705EL)で使用しているコンパクト形蛍光ランプを交換するためドライバーが必要となりました。デスクライトのように蛍光ランプがむき出しの場合は必要ありません。

手順の流れ

LED FPLランプへの交換作業の大まかな流れは以下の通りです。FPLランプへ交換する際には照明器具の電源はオフにしてから作業を行ってください。

1. 照明器具にカバーが取り付けられている場合はカバーを取り外す
2. 照明器具に取り付けられているコンパクト形蛍光ランプを取り外す
3. LED FPLランプを取り付ける
4. 照明器具の電源をオンにしてランプが点灯することを確認する
5. 照明器具にカバーが取り付けられている場合は元の状態に戻す

では、具体的な手順を写真の使用して説明します。LED FPLランプへの交換にかかる時間は約5分です。

1．照明器具に取り付けられているカバーを取り外す

2．照明器具に取り付けられているコンパクト形蛍光ランプを取り外す

コンパクト形蛍光ランプを取り外すときは、右側のランプの方を手前に動かすと外れます。

3．LED FPLランプを取り付ける

LED FPLランプを取り付けるときは、右側のランプの方を手前にした状態でソケットにはめて右側のランプの方を奥に倒すと付けられます。

4．照明器具の電源をオンにしてランプが点灯することを確認する

5．照明器具にカバーが取り付けられている場合は元の状態に戻す

コンパクト形蛍光ランプとLED FPLランプの外観比較

コンパクト形蛍光ランプとLED FPLランプの外観の違いは見ての通りです。ソケット部分とランプ自体の長さは同じです。

まとめ

ランプだけ交換？照明器具ごと交換？の判別方法と、自分でLEDランプに交換する方法を説明しました。今までの照明器具に対応したLEDランプを選べば、コンパクト形蛍光ランプと同じ方法で交換できるということがおわかりになったかと思います。もし、今お使いの照明器具がFPLタイプでないもので電気工事を必要とする照明器具をお使いの場合は、くらしのマーケットのような代行サービスを利用して照明器具ごと入れ替えをされるとよいかと思います。照明器具の交換という単純な作業となるため比較的安価に済むと思います。

最後に

この記事に書かれている情報は、2024年9月に筆者が調べた結果をもとに記載しています。もし、記載内容に誤り、補足したほうがよい事項がありましたらご指摘いただけると幸いです。

あと、もしこの記事を読み役に立ったとのことであれば、コメントを残していただければと思います。筆者のモチベーション維持・向上につながるだけでなく、きっと、同じ境遇の方が検索したときすぐに見つけることができるようになると思います。(検索エンジンがきっと見つけやすくしてくれるはずです。）

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。